三重県南牟婁郡御浜町（みなみむろぐんみはまちょう）に、2016年10月株式会社MIKURAは誕生しました。
小さなガレージでお酢を作っています。
歴史も伝統もありません。設備も調度品もありません。
残されたものは種酢とスタッフだけでした。
それだけあれば充分です。

商号変更したのは2016年10月1日
御蔵（みくら）の名前の「蔵を大事に、製法を大事に」受け継いでいく気持ちと
未来に向けて自由な発想で大きく明るく発展させたいという想いを込めて
この先に拡がる可能性を透明なイメージに
MIKURAというアルファベット表記にしました。

MIKURAのロゴマークは、
熊野三山をイメージした線
誠実さを表すまっすぐな線
未来に拓ける熊野灘をイメージした線
これら三つの線で生まれ変わるMIKURAを表現しました。

「みくら」の音は、「美しい暮らし」も重ねています。美しい暮らしとは健康で快適である暮らしだと考えています。
株式会社MIKURAは「健康で快適な美しい暮らし」を皆様に御提案できるよう、これからもひとつずつ心のこもった商品を提供してまいります。

株式会社MIKURA　代表取締役　伊藤志乃

現在、御浜町で製造している御蔵酢は、
原料を三重県多気町産大西ファーム様より玄米を、酒粕は多気町製造【鉾杉ブランド】河武醸造様より仕入れております。
玄米酢は、自社で生米より麹仕込みから始め、アルコールを添加しない【静置醗酵製法】で木桶でおよそ200日仕込み、その後熟成し、順次瓶詰め出荷。

酒粕酢は、三重県産酒蔵より仕入れた酒粕を２年超熟成させ赤味を帯びた酒粕を原料に、醸造用アルコールを添加し木桶で【表面発酵製法】でおよそ60日周期、で種酢を取り出し培養を繰り返します。

木桶は現在御浜町に４台設置で、一度に作る量には限りがありますが、風味豊かな味を作り上げるため日々努力をしています。
この会社が受け継いだ製法を大切に、また、常に生きている酢酸菌の動きに寄り添い、お酢を酸度だけでなく、御蔵酢オリジナルの香りとまろやかな口当たりの味わい深いお酢に仕上げます。

お酢自体は決して珍しい新しい味ではありませんが、各地方各地域、それぞれの原料や製法によって酢にも味の違いがあるな、と感じて頂けると想います。御蔵酢ではガレージでこんな味に仕上がっている。そんな商品をお届けいたします。小さなお酢屋のお味をお確かめください。